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「亜人 第1部 -衝動- 」

11月最終日、「ゲゲゲの鬼太郎」の原作者で知られる水木 しげるさんが他界されたとのニュースが流れました。「河童の三平」や「悪魔くん」といった実写ドラマ(モノクロ)をご存知の方もいらっしゃると思いますが、「ゲゲゲの鬼太郎」もモノクロ時代の方が怖かったことが思い出されます。とても寂しいニュースでしたが、妖怪一筋!これまで不思議世界へ誘ってくださった巨匠に感謝です!

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人気コミック映画アニメ作品「亜人 第1部 -衝動-」の感想です。原作は読んでいませんが、書店に並ぶコミックには映画化の帯が輝いておりましたので気になっていた作品です。アニメーション作品は、ただそれだけで楽しいです。アニメーションが無くなってしまったら映画の作品群に彩が感じられなくなってしまいます。アニメーションの魅力はたくさんありますが、そのひとつに非日常があります。この作品は人が死ぬと稀に不死者として生まれ変わる新人類 " 亜人(あじん) " が描かれたドラマで堂々の3部作です。

第1部の本作はオープニングですから " 亜人(あじん) " ってなぁに?の疑問やなぞにスポットがあてられた内容で、更なるなぞと展開については乞うご期待ということで「えっ!もう終わり?」。解ってはいても亜人だけに唖然とする閉幕です。

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学業最優先の親の方針で育った高校生 永井 圭は、幼なじみの海斗くんとの交友関係も断ち切ってしまうのですが、突然の交通事故で " 亜人 " となってしまい、社会から懸賞金目当てで付け狙われ混乱します。そんな永井くんに助けの手を差しのべてくれたのが海斗くんでした。

作品の中での " 亜人 " は、人とは認められていない社会ですからその扱いもぞんざいで " 亜人 " に反感を抱かせる風潮です。 " 亜人 " は日本国内では永井くんが3例目ですが、世界的には47例目とグローバルな有名人?になってしまいます。しかし " 亜人 " は不死身なだけではなく、IBM(インビジブル ブラック マター)と称される超人的な攻撃力を備えた分身を操れる能力も兼ね備えています(この分身は、 " 亜人 " にしか見えない存在です)。永井くんはまだこのことをよく知りませんが、国内の " 亜人 " 2名が接触することで少しずつ理解することになります。まだ拘束されていない2名の " 亜人 " が接触してきた理由は、永井くんが自分たちのある目的に同調出来るかを見定めるためです。永井くんが目的の適格者でないことを悟った " 亜人 " 佐藤と田中は敵対関係に・・・。

今後の展開としては、敵対関係となった佐藤、田中との確執や " 亜人 " を追う厚生労働省の戸崎、下村の動き、IBMの特性のなぞも注目、血生臭いアクションが予想されます。

総監督:瀬下 寛之、監督:安藤 裕章
脚本:瀬古 浩司
原作:桜井 画門

キャスト(声の出演)
永井 圭(宮野 真守)、海斗(細谷 佳正)、佐藤(大塚 芳忠)、戸崎 優(桜井 孝宏)、下村 泉(小松 未可子)他

2015年日本映画
上映時間:1時間46分

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本屋さんにはいろいろな映画情報が転がっているものでありまして、映画館以上に足を運ぶ場所でもあります。モノ好きな私が最新のモノマガジンで発見した、怪獣ファンにとってのうれしい情報をご紹介します。

(時々役立つ)男の雑学と題し「ゴジラ!ガメラ!キングコング!全世界でKAIJU映画がアツすぎる!」これ、気になりませんか?現在日米で制作が進んでいるゴジラの他にガメラ、キングコングも目を覚ます!?

世界KAIJU映画スケジュール
2016年夏 「シン・ゴジラ」東宝
2016 or 2017年 「新作ガメラ?」KADOKAWA
2017年 「コング スカルアイランド」ワーナーブラザース&レジェンダリー・ピクチャーズ
2018年 「ゴジラ2」ワーナーブラザース&レジェンダリー・ピクチャーズ
2020年 「ゴジラVSキングコング」ワーナーブラザース&レジェンダリー・ピクチャーズ

東京オリンピック開催の年にゴジラとキングコングが戦うんですよ、たまりませんね~!詳細はモノマガ読んでください。

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「007 スペクター(字幕スーパー版)」

ちょっと早めの先行上映に行って参りました。「007 スペクター(字幕スーパー版)」の感想です。

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ダニエル・クレイグ演じる6代目ジェームズ・ボンドシリーズ第4弾は " スペクター " の登場です。 " スペクター " はこれまで歴代シリーズに幾度となく登場し、ジェームズ・ボンドを苦しめてきた悪の組織です。仮面ライダーに例えるならば " ショッカー " です。 " ショッカー " のエンブレムは鷲でしたが " スペクター " はどう言う理由かタコなんです。シリーズでは過去「オクトパシー」という作品もありましたがこの作品にもタコが登場します。ヨーロッパ地方ではタコは、悪魔の使いと恐れられているいう話を聴いたことがあります。日本人ならくるくる寿司で回っているタコは大好きですから決して恐ろしいというイメージはないと思いますけどね(笑) 

因みにオクトパシーの意味はボンドガールの名前であり、別の意味としてオクト(ラテン語で8つの意味)+プッシー(説明しなくても解りますよね)の合成語(隠語)だそうですよ。ジェームズ・ボンドには常に女性がセットになっていますので、本作オープニングのタコ映像から " スペクター " を連想すると同時に艶めかしさを意識してしまいました。

ダニエル版007シリーズは、シリアスな展開が売りで、好評を博しているようです(スカイ・フォールは良かった~)。本作はこれまでのMI6スタッフの衣替えに伴う組織内の問題、ジェームズ・ボンドの生い立ちなどに " スペクター " を絡ませているところが大きな特徴です。前任のMが意外な方法でジェームズに指示を出しているという心憎い演出も光ります。エンディングには次回を期待させるテロップもあり、これからも永く受け継がれ、ギネスに007の名を刻んで欲しいと願っています(もうあったりなんかして・・・)。

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これまで(本作含め)25本公開された007シリーズですが、私の劇場洋画デビュー作品が第9作の " 黄金銃を持つ男 " と以前このブログで記事にしました。本音を吐露しますと実は " 黄金銃を持つ男 " だけが特別だったのですが、近年 " シリーズ " が特別だと思うようになりました。気持ちが変化した理由は、それだけこのシリーズとのつき合いが長くなったご縁だと思います。

 " 黄金銃を持つ男 " は悪役のスカラマンガのことですが、演じている俳優はクリストファー・リーです。この役者さんは、もっと昔から吸血鬼ドラキュラの役者さんとしてTVで親しみがあり、晩年スター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リングでも活躍しましたが、今年他界した知らせを聞いたときはとても残念な気持ちになりました。 " 黄金銃を持つ男 " のテーマ曲はルルが唄っているのですが、これがまたかっこいいんですよ。スパイアクションを音楽で表現したみごとな楽曲で初めて聴いた時はワクワクしちゃいました。怪獣大好き少年の目に映った当時の007は、ジェームズ・ボンドはウルトラマン、スカラマンガは怪獣の図式だったのです。だからスムーズに洋画に入って行けました、感謝、感謝なんです。その頃と大して変わりのないおやじが今こうしてブログを書いています(笑)

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クリストファー・リー主演ドラキュラ作品は、複数あります

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テーマ曲:007シリーズ唯一の所蔵レコードのジャケットです

監督:サム・メンデス
脚本:ジョン・ローガン、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ジェズ・バターワース

キャスト
ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)、マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)、Q(ベン・ウィショー)、マネー・ペニー(ナオミ・ハリス)、M(レイフ・ファインズ)他

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怪獣と言えばですね、今週水曜日のラジオ ニッポン放送「あなたとハッピー」は経済アナリスト森永さんの日だったのですが、那須さんの代わりに出演していた新人アナウンサーの新行 市佳ちゃんは女性には珍しい怪獣(特撮)ファンだと知ってすごく親近感を覚えました。特に彼女が語っていたのは、初代ゴジラ(昭和29年公開)が一番良いという事と鉄塔でアナウンサーが命懸けで放送しているシーンに感銘を受けたようで、抜かりないコメントが印象に残りました。がそれ以上に、ゴジラを酒の肴に一緒に飲みたいなぁ~と思った次第です(笑)


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「ラスト・ナイツ(字幕スーパー版)」

日本の監督がまた一人ハリウッドデビューを果たしました。今回は「ラスト・ナイツ(字幕スーパー版)」の感想です。

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この作品は「CASSHERN」、「GOEMON」で知られる紀里谷監督が、日本人(昭和世代)にはお馴染みの「忠臣蔵」をモチーフに制作したハリウッド作品です。時代は中世を思わせる世界観ですが、赤穂浪士にあたる騎士団は多国籍という近代的な人員構成で独自の感性と自由な発想を感じさせるところが監督らしさではないかと思います。

まず配役の特定が楽しめました。本作を忠臣蔵になぞらえて観ると浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)はバルトーク(モーガン・フリーマン)、吉良上野介(きらこうずけのすけ)がギザ・モット(アクセル・ヘニー)、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)をライデン隊長(クライヴ・オーウェン)という構図です。ギザ・モットの親衛隊長をイトー(伊原 剛志)が担うなど忠臣蔵には存在しないキャラも加わり興味深い演出も冴えます。にわかに積った雪の肌寒さ感も対決を彷彿とさせるシチュエーションで、タイトルは「討ち入り前日」といったところでしょうか。

国を治める大臣が賄賂を求める行為、ギザ・モットが求めているものは忠誠心です。つまり大臣であることに自信がないと置き換えることも出来ますが公平な立場でなければならない大臣に正義を貫くバルトークはギザ・モットと刃傷沙汰に及び、法廷での判決は有罪、領土は没収、治安部隊の隊長ライデンを筆頭に領民たちはちりじりに・・・。ギザ・モットにより貶められたバルトークの仇討を密かに誓う騎士たちに対し、ライデンは酒浸りの日々を送りますが・・・。

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「忠臣蔵」の浅野と吉良の刃傷事件は、貢物が発端として描かれていたことは記憶にあります。賄賂を贈らないバルトークの道義心、正義感は尊敬出来ます。しかし、それを通すことで領民の生活が脅かされるのであれば、もっと違う方法はなかったのか?凡人の私は考えてしまう訳ですけど、この摩擦がドラマのメリハリになっていることは間違いありません。

TV番組「しくじり先生」に紀里谷監督が出演している回をたまたま拝見いたしまして、ラスト・ナイツの撮影に携わり、モーガン・フリーマンに教えを乞うたそうであります。その答えが " Listen "(耳を傾けなさい) だったそうであります。役者として人として、モーガン・フリーマンの偉大さが伝わる一言でした。本作のバルトーク役は、まさにズバリのキャスティングです。

監督:紀里谷 和明
脚本:マイケル・コニーヴェス、ダウ・サスマン

キャスト
バルトーク(モーガン・フリーマン)、ギザ・モット(アクセル・ヘニー)、をライデン隊長(クライヴ・オーウェン)、コルテス副官(クリフ・カーティス)、皇帝(ペイマン・モアティ)、ナオミ(アイェレット・ゾラー)、マリア(ショーレ・アグダシュルー)、イトー(伊原 剛志)他

205年アメリカ映画
上映時間:1時間55分

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いよいよ上映間近の「スター・ウォーズ」ですが、ラジオ「ニッポン放送」の番組「朝ラジ」のやじうま好奇心ではハンソロ演じるハリソン・フォード話題でハンソロ船長主役のスピンオフ作品やインディー・ジョーンズ最新作が決定したという情報が放送されました。とても待ち遠しい作品ですが、先週有楽町のビックカメラのゲーム売場を覗いてビックリしたのは「スター・ウォーズ」の最新ゲーム「バトルフロント」の映像がすごかったことです。ここまで来たかのクオリティでしたよ。プレイする時間もPS4も無いけれど、とりあえずゲットしたい!そんなゲームでした(笑)

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「ハーモニー」

連日、世界野球プレミア12予選ラウンドにフィーバー状態です。そんな合間を縫ってとうとうISがやってくれました。これは他人事ではありません、東京五輪をどう成功させるのか?大きな課題です。

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伊藤 計劃プロジェクト第2弾「ハーモニー」の感想です。三部作として制作されたプロジェクトは連続ものではなく前作「屍者の帝国」が過去編ならば本作は未来編です。それぞれが独立したドラマでありながら三部作とくくられる理由のひとつに時代設定があり、「屍者の帝国」では魂の存在がテーマでした。

本作は社会体制です。人が生まれる前から社会は存在し、新しく育まれた生命(人)はその時の社会に敷かれた制度のレールに乗り生きています。戦時中に生まれたらその時代の社会体制があったように今の日本で生きている私たちは色々と問題はあるにせよ未だ戦争をしている国からすれば幸せな社会であることが実感出来ます。このように現代社会に生きる自分の立ち位置を意識させてくれる作品でもあり、そんな視点の未来編と解釈すれば解りやすいかもしれません。

ドラマは高度発達医療社会の制度WatchMe(恒常的体内監視システム)を体内に埋め込まれ「健康」と「優しさ」を尊ぶ " 生命主義 " の名の元に管理された世の中のお話。このような社会制度に至った経緯は簡略化されていますが、ザックリ言えばこの制度が良いか、悪いかの価値観が柱となっています。

主人公である霧慧トアンは、この制度の番人であるWHOの螺旋監察官です。彼女は紛争地域で停戦監視の仕事に従事していましたが制度の裏をかいて酒や煙草を嗜んだことがばれ、日本に呼び戻されます。帰国して久しぶりの再会と親友の零下堂キアンと食事をしていたら突然キアンが食事用ナイフで自殺します(これは衝撃的です)。現状のシステムでは考えられないこの事件を巡り、トアンは昔の出来事を回想します。それは学生時代、反社会的な考えを抱き、自らの命を絶った同級生御冷ミァハのことです。トアンはこの事件を発端にミァハの調査に乗り出します。

医療問題が克服された社会がお題の作品でしたが、現実を考えてみますと学校の授業でお金の科目がないのはなぜだろう?ふと考えたことはないでしょうか?こどもの頃から金銭感覚を身に着けることは、社会で生きて行くスキルになります。みんながお金に賢くなってしまうとお金を使わなくなってしまうからでしょうか?公営ギャンブルが敬遠されてしまうからでしょうか?お金の教育がないことが格差を生んでいるとしたら・・・。こんなことを考えると映画の題材は、まだまだ眠っているように思います。

監督:なかむら たかし、マイケル・アリアス
脚本:山本 幸治
原作:伊藤 計劃

キャスト
霧慧トアン(沢城 みゆき)、御冷ミァハ(上田 麗奈)、零下堂キアン(洲崎 綾)、オスカー・シュタウフェンベルク(榊原 良子)他

2015年日本映画
上映時間:1時間59分

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15日のプレミア12、ベネズエラ戦の流れで「下町ロケット」を初めて観たのですが、これ最高ですね!しびれちゃいました。吉川 晃司演じた財前部長は賛否両論だったそうですが、私は彼が今まで演じた役柄の中でいちばん好感が持てました。


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「エベレスト3D(字幕スーパー版)3D」

8日に開催された「世界野球プレミア12」日本VS韓国戦をテレビ観戦しました。インタビューで監督が「大谷投手に尽きる!」と言われた通り、大谷投手が大活躍!しなやかな投球フォームは実に美しいですね~(うっとり)。抑えが山崎投手でなかったことはちょっぴり残念でしたけど、主審のジャッジポーズ(ストライク!)がすごくカッコイイ~!(さすがプロのショーマン)とても印象に残りました。

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山登りをたしなむ者と致しましてはやはり外せない作品「エベレスト3D(字幕スーパー版)3D」の感想です。端的に紹介しますとこの作品は1996年に起きた世界最高峰エベレスト登頂の遭難事故が描かれたドラマです。エベレスト登山で起きたこの事故は登山が商業化されたことに一石を投じるかのような内容で、やはり途中下山する勇気の大切さを物語ってます。この作品の素晴らしいところ、それは、登山経験者でない鑑賞者も壮大な峰々の景観を堪能出来て、エベレストの頂上に立ったかのような気分に浸れるところです。

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例え趣味のレベルであったとしても、その道に熱中すると必然的に上を目指したくなる。誰にでも心当たりがあると思います。私も富士山を3回登頂したことや憧れだった槍ヶ岳を目指し、次はパーティ登山から単独登山へと自分を試した経験があります。それが更に高じると世界のお山へとなる訳ですが、世界のお山は国内の登山とはぜんぜん違います。経済的な問題は勿論、サラリーマンなら休暇の問題、出掛けるお国によっては言語の壁、登るお山によっては経験や健康状態、体力、登山スキルの問題、環境問題(天候、気圧、気温)、事故、事件に巻き込まれない運もあります。エベレストはこれらすべてをクリアした者が目指せる山の代表です。ということで海外登山はハードルが高過ぎて私のキャパをオーバーしていますので永遠の憧れです。この映画で満足!(笑)

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エベレストの登山がいかに危険なことかは、富士山に登るとよく解ります。まず、八合目くらいで一泊して頂上を目指せば環境になれますが、一気に登頂すると軽い(人によっては重い)高山病を経験出来ます。頭痛、息切れ、吐き気、めまい、脱力感、呼吸困難(単独登頂で経験)などがそうで、私が初めてパーティーで上った時は調子こいて缶ビールを呑んだら、とたんに具合が悪くなり動けなくなりました。気圧が変わるだけで人間の体は簡単に変調をきたす訳です。それでも富士山はエベレストのベースキャンプ(5364m)よりも低いんです。それと気温の低さ、強風に煽られると体感温度は更に低く感じられます。キャンプ4では時に時速340キロの強風、気温はマイナス26度以下の環境です。凍傷、低体温症、脳浮腫と高度が高くなるほど危険の度合いが増します。そんなことを想像しながら鑑賞すれば登山家の苦しみが共有出来て、エベレスト登山の疑似体験が出来ると思います。

登山家たちの会話に「なぜ山に登るのか?」という問いが出てきます。答えは「そこに山があるからだ」と返します。これは有名なイギリスの登山家ジョージ・マロリーの言葉ですが、実は日本語の誤訳で本当は「そこにエベレストがあるから」が正しいとウィキペディアにありました。私の場合は「生きていることを実感するため」と答えます。遭難経験者ということもあってか登山では常に生死を意識します(どんな山でもです)。現在は年に1回しか登らないので趣味とは言えなくなってしまいましたけど、遭難を経験してもやめないんですから登山は特別な道楽なんです。

監督:バルタザール・コルマウクル
脚本:ウィリアム・ニコルソン、サイモン・ボーフィ

キャスト
ロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)、ベック・ウェザース(ジョシュ・ブローリン)、ダグ・ハンセン(ジョン・ホークス)、ピーチ・ウェザース(ロビン・ライト)、ジョン・クラカワー(マイケル・ケリー)他

2015年アメリカ映画
上映時間:2時間1分

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エベレストを舞台にした作品ということでは、本作に先を越された感はいなめませんが、エベレスト登頂に人生を懸けた執念の男の物語「神々の山嶺」(日本映画)が上映を控えています。珍しく漫画の原作は、すでに読破しましたのでどう映像化するのか今からとても楽しみにしています。

監督:平山 秀幸 

キャスト:深町 誠(岡田 准一)、ビカール・サン/羽生 丈二(阿部 寛)、岸 涼子(尾野 真千子)

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「ボクは坊さん」

11月です。昨日会社で健康診断がありました。胃の検査は今回もパス。理由は初めてのバリウム検査で懲りてしまったからです。思い出すのは、先輩が我慢出来なくて噴き出したバリウムを検査の先生が頭から浴びてスノーマンみたいになっていたことです。検査を受ける方も大変なら検査する方も大変です。もっと画期的な方法を開発してください(笑)

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伊藤 淳史主演「ボクは坊さん。」を鑑賞しました。実話をもとに描かれた作品ということで、ちょっぴりお坊さんの私生活を拝見させていただきました。主人公のボクは、白方 進(後に光円と改名)24歳。彼は四国八十八カ所霊場、第57番札所・栄福寺の跡取り息子です。大学で仏教を学び、卒業後は書店員として働いていました。ところが祖父であるご住職が突然病気で他界し、急遽跡目を継ぐことになります。学生時代に阿闍梨(あじゃり)となるも、跡を継ぐことなど考えもせず、いきなり巡ってきた登板に「お寺の住職が務まるのだろうか?」不安と緊張のスタートです。お話は、原作者であり住職である自らの体験が描かれたエッセーが母体の成長ドラマです。

日本人はよく無宗教と言われますが、歴史をみても、現実をみてもほとんどのご家庭は仏教ではないかと思います。ご多分に洩れず私の家も仏教です。かといって檀家でもなく、親もそんなに熱心ではありません。いつの日かお迎えがくれば、その時はお世話になるくらいに考えているのだと思います。昔、バドミントンクラブを主催していた頃、会員の中にもひとりお坊さんがいらっしゃいまして、一緒にシャトルを打ったことなども思い出されます。

そんなご縁と住職という職業に興味もあって鑑賞につながった訳ですが、心の準備もないままお坊さんになり、奮闘する光円をみていて安堵致しました。お坊さんだって人の子ですから、失敗もするし、やんちゃもするでしょう。そしてお酒も飲むし、恋もする。人とは何たるかを熟知した上でないと心に響くような説法は語れないでしょう。喜怒哀楽、様々な経験を積んで、人と向き合い一目置かれる存在になって行く。このプロセスがとても良かったです。

監督:真壁 幸紀
脚本:平田 研也
原作:白川 密成

キャスト
白方 進/光円(伊藤 淳史)、越智 京子(山本 美月)、桧垣 真治(溝端 淳平)、白方 真智子(松田 美由紀)、栗本 光太(浜田 岳)、新居田 明(イッセー尾形)他

2015年日本映画
上映時間:1時間39分

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作品に因んだ新聞記事を紹介します。10月23日付けの社会面に「9日間 断食・断水・不眠・不臥 生身の不動明王」「釜堀師堂入り 達成」とありました。記事を抜粋しますと比叡山の峰々を1千日かけて4万キロ巡る修行「千日回峰行」に挑んでいる延暦寺の善住院 住職、釜堀 浩元 師が21日未明、最難関の「堂入り」を達成した。無動寺谷明王堂に9日間こもり、断食・断水・不眠・不臥(ふが)のまま、不動真言を10万回唱えたとされる。達成は8年ぶりで戦後13人目とありました。以前テレビで「千日回峰行」のニュースをみた記憶がありますが、それにしてもスゴイですね~。当時は大阿闍梨と呼ばれていたように記憶しておりますが、生身の不動明王というのは知りませんでした。


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