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「マンチェスター・バイ・ザ・シー(字幕スーパー版)」

007シリーズでジェームズ・ボンド役を演じたロジャー・ムーアさんが、他界されました。私が初めて劇場で鑑賞した洋画作品「007 黄金銃を持つ男」では、吸血鬼ドラキュラ役でお馴染みのクリストファー・リー演じるスカラマンガとの対決に興奮し、魅了されました。合掌。


マンチェスタ・バイ・ザ・シー.jpg


「マンチェスター・バイ・ザ・シー(字幕スーパー版)」は、第89回アカデミー賞作品賞にもノミネートされ、主演男優賞・脚本賞を受賞した作品ですが、その割に日本では控えめな上映という印象があります。作品内容からすれば確かに明るくはありません。葬儀屋さんが派手な宣伝をしないのと同様な意味合いがあるのかも知れません。過去の心の傷から立ち直れないでいる男の再生物語です。



主人公が過去に負った心の傷、これは他人事ではなく、明日は我が身。新聞の記事でも備えや注意喚起など事欠きません。私なんか失敗が服着て歩いているようなものですから、尚のこと要注意だと思っています。起こしてしまった失敗でも取り返しのきく失敗とそうでない失敗の2種類がありますが、作品は後者。法律での罰則規定はなくても、事実を背負って生きて行かなければならないという現実、これはきつい!



主役のリー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)は、ボストンで暮らしていますが兄が病死したため、マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻り、兄の遺言で甥パトリックの後見人となったことを知り、戸惑います。リーには、この地で負った辛い過去があるからです。甥のパトリックは、高校生活を謳歌するどこにでもいる普通の青年でこの地を離れる気持ちはありません。どこに生活の拠点を移すかでリーとの駆け引きになるのですが、重い作品でありながらユーモアも感じられるやり取りの描写は作品の妙であります。



兄のジョーとリーの絆、二人もジョークを言い合い、互いを思う関係であったことから兄が敢えてパトリックの後見人にしたこともリーの心の再生を考えてのことではないかと察する訳です。リーと別れた奥さんとの再会シーンは、涙もの・・・、言葉が出て来ません。じわりと沁みてくるリアルなインパクトがありました(心に残る一本です)。



プロデューサーにマット・デイモンが名を連ね、ベン・アフレックの弟(ケイシー・アフレック)が、主役という関係で思い浮かぶのですが、マット・デイモンとベン・アフレックの二人と言えばやはり「グッド・ウィル・ハンティング」です。この作品を観た時の衝撃といい本作といい、ヒューマン・ドラマのツボをよく心得た天才系俳優ではないかと思います。


監督・脚本:ケネス・ロナーガン


キャスト
リー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)、ランディ(ミシェル・ウィリアムズ)、ジョー・チャンドラー(カイル・チャンドラー)、パトリック(ルーカス・ヘッジズ)、エリーズ(グレッチェン・モル)他


2016年アメリカ映画
上映時間:2時間17分


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大阪出張の際、新幹線の中で読んでいた本がようやく読み終りましたので紹介します。著書のタイトルは「モルヒネ」で作家は安達 千夏さん。なぜこの小説かと申しますと書店で、かさばらなくて手軽に読める小説を探していたら書籍の感想カードが目に留まり「うずくまって泣きました」って書いてあったんです。書いたのは女性で、ちょっと盛っているなとは思ったのですが、好奇心を刺激され購入を決めました。


小説と映画は、 " 一心同体 " ではありませんが映画をよく観ているおかげか小説の流れみたいなものが、感じられまして「モルヒネ」の場合はオープニングからして映画っぽい作品だと思いました。


子どもの頃に父親の虐待で姉を亡くし、父親を訴えて施設に引き取られる主人公(藤原 真紀)。歳月は流れ、医師となった彼女が勤務する病院に元恋人(倉橋 克秀)が現れ問題を起こすのですが、この時藤原 真紀は病院の院長と婚約していました。過去に彼女が負った心の傷を唯一理解してくれた倉橋は、末期癌であることが判明します。彼女の心は揺れ動き・・・。この結末は想像出来ませんでしたけど、深い愛を感じました。確かに女性の立場だったら泣けるかも知れませんね。


それにしましても医師である主人公の描写がとてもリアル。安達 千夏さんは作家になる前はナースだったのではないか?男としてはそちらの方が気になったりなんかして(笑)


モルヒネ.jpg

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