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「沈黙-サイレンス-(字幕スーパー版)」

様々なメディアでご存知のことと思いますが、俳優の松方弘樹さんが先日他界されました。私は高倉健さんと共演した「野生の証明」で特殊工作隊隊長の演技がとても印象深いのですが、お父様が「素浪人 月影兵庫」、「素浪人 花山大吉」の近衛十四郎さんと知った時は驚いてしまいました。子供の頃この番組(実は近衛十四郎さん)が大好きで、座頭市(テレビ鑑賞)に敵役で出演した時は「座頭市に斬られちゃ、いやだ~!」と心の中で叫んでおりましたら引き分けでホッとしたことを思い出します。親子揃ってかっこいい俳優さんでした。
 
沈黙-サイレンス ムビ.jpg 

遠藤 周作原作の「沈黙-サイレンス-(字幕スーパー版)の感想です。日本の作家原作の小説をマーティン・スコセッシ監督が映像化してくださいました(おおっ~!これだけで感動!)。とかく外国籍の監督さんが日本人や日本の文化を表現すると、どうしても「それ違うでしょ」って突っ込みたくなる箇所が目に付くのですが、本作は日本の俳優陣のがんばりと日本スタッフの尽力もあってか格調高く素晴らしい作品でした。
 
 
江戸初期、キリシタン弾圧の時代にポルトガルから日本へ布教の旅に出たフェレイラ宣教師が棄教したとの知らせを受けた弟子のロドリゴ神父、ガルペ神父は、事実を確かめようとマカオで紹介された日本人キチジローの案内で日本へやってきます。
 
 
二人が目撃した日本の現状は想像以上で、神を信じる者が次々に命を絶たれる理不尽がまかり通っています。信仰の根本を問われる現実、価値観の違い、土壌の違い、神の試練では済まされない絶望感に苛まれて行きます。
 
 
信者であるか否かを試すリトマス試験紙として " 踏み絵 " は最たるものですが、キチジローは何度も " 踏み絵 " をパスしては、神父の元へ告解にやってきます。信者の目からすれば彼は裏切り者かも知れませんが、信仰と命を天秤にかけられたら私もキチジローになると思います。
 
 
 " 踏み絵 " といえばですね、昔の映画、石森章太郎原作の「イナズマン劇場版」で敵の親分 帝王バンバが最期を迎え、入れ替わるように君臨して来た悪の親玉 ガイゼル総統は、バンバの部下に " 踏み絵 " をさせて仲間に加えるシーンが出てきます。考えてみたら子供の映画に " 踏み絵 " って現在だったら笑って済ませてくれますかね(笑)
 
 
私なりのキチジローの信仰の解釈を詠みました。
「信仰は 心の中で 誓うもの」(敵を欺くには、まず味方から)
 
 
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
原作:遠藤 周作
 
キャスト
セバスチャン・ロドリゴ神父(アンドリュー・ガーフィールド)、クリストヴァン・フェレイラ神父(リーアム・ニーソン)、フランシス・ガルペ神父(アダム・ドライヴァー)、通辞(浅野 忠信)、キチジロー(窪塚 洋介)、井上 筑後守(イッセー尾形)、モキチ(塚本 晋也)、モニカ(小松 菜菜)、ジュアン(加瀬 亮)、イチゾウ(笈田 ヨシ)他
 
2016年アメリカ映画
上映時間:2時間41分
 
沈黙-サイレンス .jpg 
 
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原作の著書は、新潮社から出ておりますが、Twitter で「新潮社出版部文芸」さんから「沈黙」に関するツイートが流れて参りましたのでご紹介します。出版部部長 中瀬親方ももちろんご存知ですよね(笑)
 
映画「沈黙」に満足されたら、遠藤周作「女の一生」も是非どうぞ。沈黙から200年後、300年後の、長崎を舞台に、隠れキリシタン(信徒たち)、宣教師、お奉行(官憲)の姿を描いた小説で、沈黙の精神的続編と言えます。あの後はどうなるんだろうという、読者の期待に応える傑作です。(泣けます)

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